Philippe Thirault

Philippe Thirault

フィリップ・ティロー

パリ生まれ。フランスきってのエリート校であるパリ政治学院(シアンスポ)卒。
早くから文筆業に興味を持ち、バンド・デシネの原作や戯曲、小説を自己流で執筆。1997年には『Lucy』と『Western Moderne』、処女小説の『au Serpent à Plumes』が刊行される。続いて1998年には『Hémoglobine Blues』が、2000年には『Heureux les Imbéciles』と『Speedway』が刊行された。
これらの活躍がユマノイドの目に留まり、彼はマルク・リウーとマーク・ヴィグルーと一緒に『ミス』の執筆に取りかかる。
2001年にはユマノイドから、マルク・マレスの作画で、幻想的な西部劇『Milles Visages』を刊行。2004年からはデュピュイ社から次々と作品を発表。2004年にはマレスとの『Lucy』、2005年にはラドヴィッチとの『La fille du Yukon』、2007年にはリオネル・マルティとの『Le rêve de Jérusalem』が刊行された。一方、ユマノイドでも新プロジェクトが立ち上がり、2004年にはクリスティアン・ホジガードと『la Meute de l'Enfer』を、アメリカ人作家ブッチ・ガイスと『Mandalay』をスタートさせた。
2009年にはデルクール社から『Les Enfants Sauvés』というアンソロジーとバルザックの原作に基づいた『ゴリオ爺さん』(ティエリ・ラミ、ブルーノ・デュアメル画)を出版し、ダルゴー社からはスティーヴ・キュゾールとの共同原作で『O'Boys』を出版している。

Bibliographie