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『ヴァンパイアの大地』、7月30日発売!
ユマノイドとパイインターナショナルがお届けする2015年のバンド・デシネ・コレクション第7弾は、ダヴィド・ムニョス作、マヌエル・ガルシア画『バンパイアの大地』! 7月30日全国発売です!
太陽が失われ極寒の地となったスペイン。その地を支配するヴァンパイアと生き残った人々との背筋の凍る戦い!熱中症対策に是非ともお試しください!
アメコミ界で活躍するスペイン人アーティスト ダヴィド・ムニョス&マヌエル・ガルシア、日本初登場です!
La terre des vampires 『ヴァンパイアの大地』
作:David Muñoz(ダヴィド・ムニョス)
画:Manuel Garcia(マヌエル・ガルシア)
白銀の世界で繰り広げられる人間VS吸血鬼の壮絶な戦い!
スペイン発バンパイア・アポカリプス
ある日を境に太陽が失われ、猛烈な寒波が世界を襲った。多くの人間が命を落とし、生き残った人々もモンスターの影に怯えながら、息をのんで暮らしている。人間に代わり、この太陽のない世界の新しい主となったモンスターとは、吸血鬼=バンパイアだった。子供たちを引き連れ、同胞が住む安住の地を求め、この闇と氷に覆われた世界をさまようエレナは、ある日、バンパイアたちに襲われる。すんでのところで、彼女たちは、ナイルという男に命を救われるが、彼の正体もまたバンパイアだった! 彼はなぜ人間たちの側に立つのか? やがてバンパイアをめぐる衝撃の事実が明かされる。
アメコミでも活躍するスペイン人アーティストが送るバンパイア・アポカリプス!
『ファイナル・アンカル』発売記念―ラドロン・インタビューVol.2
5.『ファイナル・アンカル』を始めるに当たって何か参考にしたものはありますか? コミックやバンド・デシネに限らずインスピレーション源というか影響を受けたものというか?
L:主としてヨーロッパの作家から影響を受けています。実は、コミックを描く前は画家になりたかったんです。多くのタブローを描きました。H・R・ギーガーからインスピレーションを得たようなヤツをね。それ以外にも、メビウスやドリュイエ、カザ、ビラル、ブック、フアン・ヒメネス、ダス・パストラス、ミゲランショ・プラード、それからジャック・カービー……。影響を受けた作家のほんの一例ですが。
6.あなた以前にジョン・ディフールを描いた作家にメビウスとジャニエトフがいます。2人の作家はどこが違うと思いますか? また、あなたはこのキャラクターに何か新しい要素を加えましたか?
L:私の仕事は、ある意味、メビウスやジャニエトフの仕事と根本的には変わらないと思います。物語は同じ地下都市で展開しているわけですから。しかし、私はコミックの単行本を作るというよりは、映画を撮影しているつもりで作品を描いています。とりわけいくつかのシーンについてはそれが強くあてはまります。新しい要素については、この作品に足りないと思ったものをいくつか付け足しています。2つ例をあげましょう。まずは、酸の川を見張る監視マシーン。それから、空中宮殿の見えない部分。つまり、空中宮殿の後部です。そこにジェットエンジンをつけたのです。こんな風に想像力を働かせて、『アンカル』の世界をさらに豊かなものにしようと、楽しみながら新しい要素を作り出しています。
7.コミック作家という観点から、ホドロフスキーの他の作品で強く惹かれるキャラクターや世界はありますか?
L:アレハンドロのキャラクターはどれも好きですよ。歴代メタ・バロンに白いラマ、アレフ=ト……。どれもすばらしいです。彼が作り上げたどの世界もとても好きですね。
8.あなたは完全主義者というもっぱらの噂ですね。特にこだわる部分はどういったところですか?
L:私はただ最善を尽くそうとしているだけなんです。ところが、恐ろしいことに、しばしば、何も達成できないんじゃないかという気がしてしまって……。それで、なるべくたくさんのことを語るために、嬉々として細部をどんどん積み重ねていってしまうのです。
9.『アンカル』が世界中でヒットしたのはなぜでしょう? この作品はさまざまに枝分かれしていく世界観に特徴がありますが、あなたはどこに惹かれていますか?
L:『アンカル』は読者によって意味が異なる作品です。これだけ多様に解釈されているということは、この作品が皆に評価されている証拠でしょう。美と恐怖、あるいは平和と戦争の絶妙な均衡。それこそが『アンカル』だと思います。それは私たちを惹きつけてやまない魔法の宝石なのです。