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ユマノイドのブログ

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『ミラン・K』原作者サム・ティメル インタビュー

2015年4月23日木曜日

『ミラン・K』の企画はどのようにして生まれたのですか?

『ミラン・K』は、元々私が温めていた映画の企画でした。当時、別の理由でロサンゼルスにあるユマノイドのチームと会うことになりまして、彼らにこの物語の話をしたところ、気に入ってくれたんです。まずはバンド・デシネ向けに脚本を手直しする必要がありました。当時、私は一度もバンド・デシネの脚本を書いたことがありませんでしたから、それなりに手こずりましたね。第1章については、ユマノイドのチームとかなり緊密に仕事をしました。幸運なことにコミックスの仕事をしている人たちの手助けを得ることもできました。例えば、チャック・オースティンなどです。フランスのバンド・デシネも、英語訳があるものはいくつか読んでみました。バンド・デシネというのがどういうものかを知るためにね。

この作品を書こうとしたきっかけは?

一番大きなきっかけは、ミハイル・ホドルコフスキーの生涯を知ったことです。彼は寡頭資本家で、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの宿敵であり、2013年まで捕えられていました。もちろん私の脚本はこの実話とは別物で、冒頭から既に違う話になっています。

コランタンを作画担当に選んだ理由は?

実は、コランタンには会ったことがないんです。コランタンを薦めてきたのは、編集者でした。彼を知る以前にもさまざまなアーティストの習作を受け取っていて、どれも私にはいいものに思えました。しかし、コランタンが描いた冒頭部分を手にした瞬間に、これだと思ったんです。彼のスタイルが気に入りました。すばらしいアーティストですよ。

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脚本はどのように書きますか?

とりたてて特別なことはありません。まずは、シリーズ全体を構想します。時には複数のエピソードや章にまたがることもあります。次に、そのシリーズの細部を決めていきます。既刊は全3巻(日本語版では全3章)のシリーズですが、もともとは2巻(2章)になる予定でした。ところが、コランタンがアクション・シーンを描くためにたっぷりページ数を使いたがっていると編集者から聞いたので、結局3巻になったんです。おそらく今後は、長くても2巻(2章)で1つの物語になるのではないかと思います。
最初の脚本ができあがると、ユマノイドのチームとやりとりが始まりました。ストーリーそのものや個別のシーン、あるいは、シーン同士の関係、キャラクターの造型、彼らの行動……。そういったものをさらによくすることが目的です。理想の高い人々とこういう仕事をするというのは、たいへんなことですが、それでも私は、この段階が大好きです。頑張れば頑張るほど、満足のいく結果を得ることができますからね。最終的に、今ある形の脚本ができあがりました。脚本執筆の間、私はしばしば、自分が作ったキャラクターになりきりました。パーリンが怒っているときは私も激高し、ミランが泣いているときは私もまた涙を流しました……。最後の段階で作品は私の手を離れました。それもそのはずです。脚本をフランス語に訳さなければならなかったのですから。翻訳は、フランス人原作者のフィリップ・ティローが担当してくれました。

シリーズ続編についてヒントをいただけませんか?

続編の作画担当は、コランタンではない別の作家になりそうです。ストーリーについては、あいにくまだ明かすことはできません。本ができあがるのを楽しみにしていてください。

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